除湿運転終了後、エアコンのパネルを開け、熱交換器のフィンに付着した水滴を吸引、もしくは吸収すれば防げる。
この時、注意したいのが「送風運転」に切り替わる前にエアコンを停止する事。エコ運転等のモードで冷房を行っていると、一定の温度以下になると「送風運転」に自動的に切り替わるエアコンが多い。この「送風運転」は、エアコン内の水滴を部屋に放出してしまう事になるため、湿度が一気に上昇してしまう。
エアコンが送風運転に切り替わったかどうかを確認するには、消費電力を確認するのが確実。
送風運転では消費電力が20W未満になる事が殆どなので、 そうなる前にエアコンを停止するのが望ましい。
熱交換器のフィンに付着した水滴を吸引、もしくは吸収する方法についてだが、考えたのは下記の通り。
○パイプクリーナーを使って吸引する
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○ティッシュで吸い取る
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○湿式ハンドクリーナーで吸い取る
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○吸水タオルで吸い取る
○ナイロン筆で吸い取る
実際に試したのは「ナイロン筆で吸い取る」方法だが、吸い取った水滴を雑巾等で拭き取る作業を繰り返す事で、かなりの水滴が除去できた。
結果、「湿気戻り」についても多少だが改善された。
尚、お約束事だが、エアコンのフィンは非常にデリケートな構造の為、行い方次第ではフィンを痛めてしまう可能性がある。この点は自己責任で行ってもらいたい。
また、コンセントを挿したままの状態で行うと感電するリスクもあるので、気をつけて欲しい。
追記
「ナイロン筆で吸い取る」方法よりも簡単なのは、「ナイロン筆で水滴をドレンパンに落とす」方法だ。これは、熱交換器のフィンに縦方向に筆を移動させて、水滴を下に落とすだけで良い。この作業を行うだけでもかなりの湿気戻りが改善される。
冷房運転を停止させた直後の熱交換器のフィンには、大量の水滴が表面張力によって付着しており、この水滴をナイロン筆で集めて水滴の大きさを大きくすれば、自然に下部のドレンパンに落ちてくれる。
また、最近のエアコンの上位機種には湿気戻りを防ぐ機能として「プレミアム冷房」と言った機能が搭載されているものも存在するので、古いエアコンを買い換える場合には、この機能が搭載されているかチェックしてから購入すると良いかもしれない。