以前、DIYで仕事部屋の気密性を上げたのだが、それ以来、長時間PC作業をしていると何となく息苦しい感じがしていた。
初めは気のせいかと思っていたのだが、「気密性」と「換気」の関係を調べていると大事な事が解った。
気密性の高い家には必ず換気扇が常時稼働しており、それによって屋内の二酸化炭素の量が増加しすぎないように調整している。
自宅の仕事部屋には、常時稼働している換気扇等は一切無い。しかも、暖房による電気料金を節約する為に窓は完全に締め切っていた。
そのせいで、二酸化炭素濃度がグングン上昇しているのでは...。
部屋の二酸化炭素濃度が高くなると様々な弊害が起きる。特に厄介なのが眠気。日中のPC作業中に睡魔に襲われると、思わぬミスをしてしまい、内容次第では大変な時間ロスとなってしまう。
これはマズイと思い、それ以来出来る限り窓を開けて換気を心がけるようになったのだが、無風状態の時では、いくら窓を全開にしても部屋の気温がグングン低下するだけで、二酸化炭素の濃度が殆ど下がらないのである。
「CO2-mini」という二酸化炭素センサーを購入し、常時PCにてモニタリングしているのだが、風が強い日なら窓を完全に締め切っていても、二酸化炭素濃度は800ppm~1000ppm程度の範囲内で推移している。
これは、若干の隙間風によって強制的に換気されている事が要因だと考えられる。
しかし、無風状態の日では窓を全開にしても二酸化炭素の濃度が殆ど下がらず、時間を追う毎に上昇してしまっていた。
そこで部屋のエアフローを真剣に考える事となったのだが、以前、PCのエアフローを改善する為には吸気と換気を対面にそれぞれ配置するのが効果的だとわかっていたので、部屋の換気についても同様に考え、部屋の対面の窓を全開し、片方の窓には窓用換気扇を設置。
これにより、みるみる二酸化炭素濃度が下がっていくようになった。
CO2モニター。緑色がCO2濃度(ppm)。
換気扇使用後には、みるみるうちにCO2濃度の値が下がっているのがわかる。
今回の作業で、改めて家のエアフローの大事さが痛感できた。
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