エアーポンプをペットボトルで作成する記事の第2弾として、今回は空気清浄機を作ってみた。
「ペットボトル空気清浄機」でgoogle検索すると、オカルトめいた効能が沢山ヒットする。
「花粉症の症状が和らいだ」、「臭いが無くなった」等はまだ可愛いもんだが、「空間線量が下がった」という報告まであった。
これが本当なら、是非福一と国に提言して貰いたいものだ。
作成作業自体はとても簡単に完了する。
しばらく使用してみたが、予想通りというか、全く効果が感じられない...。
そもそも水槽用のエアーポンプでは絶対的な容量不足だと思う。
今回使用したエアーポンプ(e-air1000sb)は、1分辺り約0.8ℓの空気を送る事ができる。
仮に6畳で天井の高さが3mの空間の全ての空気をエアーポンプに通過させようとした場合、どの位の時間がかかるのか計算してみた。
1畳 = 約1.82㎡
1ℓ = 0.001立方メートル
1.82㎡ * 6畳 * 3m / 0.001 = 32,760ℓ ... 空間全体の空気の量。
32,760ℓ / 0.8ℓ = 40,950分 = 682.5時間 = 約29日 ... 全ての空気をエアーポンプに通過させるのにかかる時間。
一ヶ月フル稼働させてようやく完了する計算である。
この時点で相当に無理があるような気がするのだが...。
大容量のエアーポンプ(ハイブロー C-8000等)を使用すれば効果が期待出来るのだろうか?
機会があれば、再度検証してみようと思う。