視聴率の低下に伴い、スポンサー集めに躍起になっているテレビ業界。
その結果、必然的にコマーシャルの放映数が増加し、視聴者から嫌われ、さらなる視聴率の低下を招く。
この負のスパイラルの原因となっているコマーシャルの質も、非常にモラルが低いものが多い。
とかく商品の良い部分のみを猛アピールし、注意書きや但し書きを非常に小さな文字で申し訳程度に記載する。
消費者金融等を例にすれば、「手軽に借りられる」という部分は大々的にアピール。
それに対し「金利の利率」といった利用者にとって大事な部分については、可能な限り目立たないような構成にする。もしくは、コンマ何秒で一瞬だけ表示する(通常の人間では認識不可能であろう)。
コマーシャルは洗脳の一種である。人間の潜在的な部分にポジティブなイメージを植え付ける事を目的とし、それは、本人の意思とは無関係である。
正しい知識と観察力を養う為にも、テレビコマーシャルの視聴は避けるべきである。